きょうのひとこと・・・2016年10月〜12月



 

「冬の楽しみ」 ( 12.14)

 



大好きなことばに、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことを感謝しなさい。」というのがあります。

新約聖書のことばで、木彫りにもなっているので、我が家にも教会にも掛けてあります。

しょっちゅう目につき、「そうだ、そうしよう」とは思うのですが、実は、かなり挑戦的なことばなのです。


 「いつも」喜んでばかりはいられないよ、と言いたくなる、そんな現実があるからです。
 この前朝早く畑で草削りをしていました。寒い朝でした。1時間くらい畑にいたら、足がキンキンに冷え、そのうちに痛みが走り、ピーンとつり始めたのです。ちゃんと靴下と長靴をはいていたのですが・・・。冷えるのはからだに毒だなぁ、と思いました。
 寒い冬よりは暑い夏のほうがまだいい。暖かい春もいいけど、果物のたくさん採れる秋が一番いい。食欲の秋、天高く馬肥ゆる秋、冷涼な空気の中で、もの思いにふける・・・読書の秋。秋こそ一番です。


しかし「時」は容赦なく過ぎ、12月に入ってしまいました。冒頭のことばもあるので、「冬のいいところ」を捜し出して、数えてみようと思いました。
まず、冬にしか咲かない花がありました。水仙は不思議な花で、寒くなると土の中から葉っぱが伸びてきて、今、つぼみがぐんぐん伸びています。







以前、福井にいる友だちから「越前水仙」を送っていただいたことがあります。

越前海岸の、日本海の冷たい風が吹きつける崖に自生し、厳寒の1月から花をつけるのだそうです。冷たい風に当たるほうが、香りも高くなる・・・とか。
教会の玄関横のサザンカが、寒さを待っていたかのように咲き始めました。ツバキもシクラメンも咲き、裏庭の西洋ヒイラギはクリスマスを迎えて、実が真っ赤になり始めました。彼らは、寒さが好きなんでしょうか ?

少しばかり、畑で野菜を育てていますが、寒くなると 助かることがありました。
まず雑草が伸びなくなり、あるものは枯れてしまいま すので、草取り、草刈り作業が楽になります。夏の間は 大変でした。ひと通り草を刈り終わると、最初に刈った ところは、もう伸びているのです。
寒くなると昆虫の活動が少なくなるのも助かります。ハエや蚊がいなくなり、夏の間、野菜たちに取り付いていた虫たちが、12月になったら、どこかへ行ってしまいました。9月に植えたキャベツや白菜の中には虫に食べられて、まるでレースのカーテンのようになったものがありました。自分で食べるので、あまり殺虫剤はかけたくない。木酢液を使ってみたり、一匹一匹手でつぶしたりしてはいますが、お手上げでした。


ことしは台風の直撃もあり、雨も続き、野菜の高騰が続いていますが、ようやくこの頃になって冷え込んできたら、野菜の収穫ができるようになりました。有難いです。

冬においしい食べ物がありました。なんと言っても魚が美味しくなりますね。
第一は、サンマ。北の海でたくさんエサを食べ、脂ののったサンマが食べられるようになります。初めて北海道に行った時、釧路で友人にご馳走になったサンマの味を、今も忘れることができません。そ子どもの頃から食べていたサンマ・・・あれはたぶん塩漬けだったでしょう。神学校の時代に東京で食べたサンマ・・・大量に冷凍したものだったでしょう・・・とはまったく違う、獲れたての素晴らしい美味しさでした。「サンマって、ホントはこんなに美味しかったんだ」と、うなりました。

 

 

 

 


3.11の震災以来、度々東北に行き、気仙沼ではふたたび本物( ? )のさんまに再会しました。冷たい海で育ったホタテやウニ、鮭など、 北の海の産物はまた格別です。

 

 

もうひとつは、冬にクリスマスと正月が 来ることでしょう。

今年は12月25日が日曜で、次の日曜は元日です。いつもは、間にもう一度日曜があり、年末感謝礼拝をするのですが、今年はクリスマスが感謝礼拝になりました。


阿蘇郡西原村にある被災者のための仮設住宅を訪問した時、あるご婦人から、こんな話を聞きました。「一回目の地震では家は無事だったのでそのまま家にいたんですが、本震で家が倒壊しました。そして、母が亡くなりました。私は倒れてきたタンスに挟まれ、身動きができなくて、母の声を聞きながら助けに行けなかったのです。それを思うと、本当に心が責められるのです・・・。」と。
 私にはことばもありませんでした。しかし、「悲しむものは幸いなり、彼らは慰められる」という主イエスの言葉があるので、心の中で慰めを祈りました。


振り返ると、自分にも心が責められることがあります。しかし・・・私たちは赦されて、新しい年に向かって踏み出していかなければなりません。


クリスマス( Christmas )とは、キリストのお祭り、神のみ子イエス・キリストがひとりの幼子として生まれられたことを祝う日です。野原にいた羊飼いたちは、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。」というメッセージを聞き、そして、響き渡る天使たちのハレルヤコーラスを聞いたのです。彼らはどれほど喜んだことでしょうか。貧しい羊飼いたちは、どれほど慰められたでしょうか。

 

もうひとつ、クリスマスについて、こんな話があります。
母マリアとヨセフが幼子を連れて神殿に行くと、ひとりの老人が待っていました。
「シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。『主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。』」(ルカ2:28〜)

 

 

レンブラント 「キリストの神殿奉献」


ポウル・トゥルニエという人が「人生の四季」という本を 書いています。人生には春・夏・秋・冬があると言 うのです。

それにあてはめれば、幼子イエスは「春」、シメオンは「冬」 ということになるのでしょうか。
幼子に会い、老シメオンは「救い」を頂きました。
今までの苦しみ悩み、悔いも痛みもすべて感謝と喜 びに変えられ、永遠の命を頂いて「天のふるさ」、 父なる神のふところへ帰るのです。

 


「冬来りなば、春遠からじ」ということばがあり ます。ただ春を待ってじっと耐えるだけではない、 冬そのものに、たくさんの喜びがあるようです。

 

「いつも喜びなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことを感謝しなさい。」



 

「天を仰いで・・・尺取り虫」 ( 11.10)

 

 

今朝、いつものように畑に行って野菜を採ってきました。

 

帰って、しばらくしたら、妻の用意してくれた朝ごはんです。

 

テーブルを拭こうと思って布巾を取ろうとしたら、何か・・・動いています。

・・・虫がいるようです。

 

 

 

 

きれいな緑色です。

何の虫かな❓ と思っていたら、動きでわかりました。

 

尺取り虫でした。

 

 

 

 

後ろ足で体を固定し、右を向いたり、左を向いたり・・・。

 

まるで、天を仰いでいるように見えました。

 

 

 

 


 

 

どこか違うところへ行きたい様子で、布巾の端っこに来て・・・。

 

 

 

 

床に下りようとしましたが、机の表面はつるつるしていて、どうもお好みではないようです。

 

 

 

 

ああ・・・、残念、と言わんばかり。

また、ほかのところへ移動。

 

 

 

 

 

わたしがフラッシュで撮ったので、どうやら警戒し始めたようです。

こんな格好で、動かなくなりました。

 

「わたし・・・木の枝だからねぇ・・・」

「ほら、動かないでしょ・・・」

 

と、言っているみたい。

 

 

 

 

かわいいので、そのままにしておきました。

 

そして、夕食の時間、今朝の布巾を見たら、そのまま、くっついていました。

そろそろお腹も空くんじゃないかと思いましたので、雨も止んだことだし・・・外の草むらに解放してあげました。

 

 

 

 

体を伸ばして、天を見上げる・・・、十字架が輝いています。

 

 

 

 

 



 

特別集会の案内 ( 10.27 )

 

 

 

今週末、教会で特別講演会があります。

ぜひ、いらしてください。

大竹先生は、10年前にも来てくださいました。

心にしみる、素晴らしいお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「火の国大会 in 湯布院」 ( 10.19 )

 

 

10月9日と10日、「火の国大会」が開かれました。

これは、夜明け前の風景です。

 

 

 

 

きのうまでは暑かったのに、ここに来ると・・・なんと、11度。

・・・・寒い・・・・。

 

 

 

 

長袖のシャツと、暖かい上着を持って行ったので、助かりました。

 

 

 

 

向こうに見えるのは、由布岳。

そうです。ここは、湯布院なのです。

 

 


 

 

元、青年の家だったところが、「ゆふの丘プラザ」となっていて、研修施設なのです。

参加者は22教会から、120名。

 

 

 

 

講師は、インマヌエルの藤本満先生。

高津教会の牧師です。

おはなしは、黙示録の7つの教会にあてた手紙から。

胸に迫るものがありました。

 

 

 

 

 

この方は、ことし80歳になられた井上温章先生。

人吉のともしび教会の牧師です。

ユーモアたっぷりに、参加教会の紹介をしておられるところです。

 

 

 

 

 

 

受付に、娘が座っていて、びっくりしました。

だんなさんの原口牧師(会計担当者)が病院に行くとかで、急遽、代理を頼まれたようです。

旧友に会って、楽しそうでした。


 

 

 

 

 

久留米聖書教会の渡邊牧師夫妻。

参加者にコーヒーのサービスをしてくださっていました。

とてもおいしいコーヒーだったそうです。

 

 

 

 

休憩時間。

 

 

 

 

 

久しぶりに、いろんな人と会えて、元気が出ました。

 



 

 

「西原村塗りボラ」 ( 10.2 )

 

 

9月26日と27日、前回のボランティアで世話になった「グリンゲイブルズ」の小島さんの紹介で、前回は雨でできなかった西原村仮設住宅の防腐剤塗りのボランティアをさせていただきました。

 

 

 

 

仮設住宅からは、すぐ近くに阿蘇が見えます。

 

 

 

 

先の地震と大雨の影響で、山肌が削られているのが痛々しいですね。
右下が仮設住宅です。

 

 

 

 

仮設住宅は、急いで作られたので、木材が乾燥していないものがたくさんあったそうです。
それで、カビが生えたり、中にはキノコが生えたりとか・・・。

 

 


 

 

それで、木の部分に、「ソート」という防虫防腐剤を塗るのです。

 

 

 

 

今回は、私と妻と、小島さんのチームです。

 

 

 

 

お昼は、村の中心部にある「しん」というとんかつ屋さんを紹介していただきました。
一見、レストランには見えないような、地味な作りです。

 

 

 

 

私たちは12時過ぎに行ったのですが、なんと既に満席。
しばらく待って食べることができましたが・・・食事が終わったのは、もう1時前。
でも、とっても美味しかったです。キャベツとご飯はお代わり自由。

 

 

 

 

さて、また塗ります。
暑かったけど、陰になっていて、そよ風が吹いてきて、幾分か涼しい。

休憩のひと時です。

 

 

 

 

お客さんが来て、記念撮影。
菊池クライストチャーチの中原先生とボランティアの方が来てくださいました。
シャツが汗でびっしょり。
この日は33度ありました。

 

 

 

 

しかし、田んぼには彼岸花が満開。
秋の美しい光景です。

 

 

 

 

 

 

 

皆様のお祈りとご支援で、被災者の方々に少しでも助けになることができて、感謝です。