きょうのひとこと・・・2016年7月〜9月
「熊本の西原村に行きました」 ( 9.15 )
9月12日と13日、地震の被害が大きかった阿蘇郡西原村を訪ねました。
西原村は、「村」とは言いますが、熊本空港のすぐ近くで、九州自動車道の「益城熊本空港インター」からも近く、とても便利のいいところです。
12日は、宮崎からの参加者は、朝8時30分、ナフコ西原店で集合でした。
皆さんは朝5時頃に家を出たそうです。
今回は、西原村在住の小島さんご夫妻のお宅を拠点とさせていただきました。
小島さんは「グリンゲイブルズ」という支援団体を作っておられますが、この名前は、ご自宅の屋根の形からつけたものだそうです。
「赤毛のアン」の家を模して建てられたとか・・・。
素敵な家です。
建てて1年半くらいだそうですが、この前の2回の地震でこの家もダメージを受け、建築士の判定は、「半壊」。
家の壁にあちこちヒビが入っていました。
でも、そこに住んでおられるのです。
山口からの参加者は、ここに一泊させていただきました。
そこに今回集まったのは、宮崎から5名、山口から3名、熊本の参加者が4名。
地元菊池クライストチャーチの中原先生と会員の方が参加してくださいました。
右から二人目の方は、「九州ラーメン党」の方です。ご挨拶に来てくださいました。
最初は、仮設住宅に防腐剤を塗るボランティアをしよう、ということでした。
ところが、「塗りボラ」は、天気が良くなければできません。
この日は、あいにくの雨。
被災者の方々に支援物資をお配りして、いろいろとお話を伺う「傾聴ボランティア」をすることになりました。
とは言っても、手ぶらでは行けません。
そこそこの支援物資を用意し、携えていくことになります。
前もって、入居者の皆さんは何が欲しいか、聞いていただいて、「果物セット」ということになりました。
西原村の仮設住宅は、一箇所に300戸あります。
時間の都合もありますので、宮崎、日向、山口から、車で参加された方々に、前もって「梨」をたくさん買ってきていただきました。
全部で900個。
果物セットを入れる袋を用意し、それにラベルを貼ります。
女性の方々が進んでやってくださいました。
そして、近くの「ふるさと市場」からリンゴをたくさん仕入れてきました。
ちょうど今朝、青森から届いたばかり、という美味しそうなリンゴが600個、手に入りました。
昔懐かしい「りんご箱」入りで、ひとつの箱に50個くらい入っています。
車で2回、買いに行きましたよ。
これが、仮設住宅に配る、贈り物セットです。
なしが3個にりんごが2個。
シールには、地元の教会の名前が入っています。
JMFは、協賛ということになっています。
できた贈り物セットを箱にも入れましだか、箱に入れると場所を取るので、バラで積んでいきました。
袋の口をしっかり結んでおかないと、荷崩れしてしまいます。
車4台に載せて、いざ、仮設住宅に出発です。
仮設住宅に着き、いよいよふたり一組になって、配布です。
みんなで心を合わせてお祈りをし、別れて訪問しました。
住宅地の一角に、工事中の仮設住宅がありました。
これが、基礎です。
防腐処理はしてあると思いますが、なんと簡単な基礎でしょうか。
水がたまれば、木ですから、やがて、腐ってしまうでしょう。
東北では、仮設住宅にもう5年以上住んでいて、まだあと3年くらいは住むことになると聞いたことがありました。
もともと仮設住宅というのは、2年程度の使用しか、想定していないものなのです。
板で覆ってありますが、中の「木の杭」が見えていました。
仮設住宅は、A、B、C、Dと4つのかたまりになっています。
いちばん左側の「A団地」の建物は一部しか書いてありません。
ここには、見守りの必要な方々がまとまって入っておられるとか・・・。
メンバーの一人が、居住者の方とお話をしています。
もともとの、同じ地域の方々がお隣りになるように入居していただいたそうです。
私が訪ねたところは、[全壊です」という方がほとんどでした。地震の時の話をいろいろと聴かせてくださいました。
みなさん、心の中に大きなストレスをかかえていらっしゃるのですね。
山口から来た姉妹は、話が盛り上がっているようです。
ここでは何人が集まって、話が始まりました。
いいですねぇ。
すっかりお友だちになった方もおられました。
配布が終わり、小島さんの紹介で、被害の最も激しかったところを訪ねました。
正面と右手の家は全壊で、誰も住んでいませんが、そこの息子さんたちが大工さんをしておられ、素敵な「ログハウス」を作っておられます。
お母さんは、高齢になられているので、仮設住宅では大変だろうと、息子さんたちが作られているのだそうです。
素敵なお話です。
「さ、上がれ、上がれ」と言われるので、上がらせていただきました。
そして、お許しをいただいて、この家族の上に、お母さんのために、主の祝福をお祈りをいたしました。
前の家の擁壁は、こんな具合です。
正面の家は、見る影もありません。
この日は、こうして終わりました。
宮崎からのチームは、宿泊は、山鹿市の鹿本キリスト教会(原口泉牧師)でした。
翌日は、またもや「雨」。
秋雨前線が停滞していたようです。
写真の、私たちの前に置いてある防腐剤を仮設住宅に塗る予定だったんですが、残念ながら次回ということになりました。
参加してくださった皆様、ご苦労様でした。
そして、快く受け入れてくださった地元の皆様に感謝します。
また、全国で熊本地震の被災者のために祈り、支援をしてくださった方々に感謝します。
1日も早い復興を祈ります。
「川遊び」 ( 8.19 )
子どもたちと川遊びをしました。
午前10時に教会に集まって、まず、ビデオ「嵐の夜に」をみました。
狼のガブと、ヤギのメイが、友だちになる、というふしぎなお話です。
食事をした後、川遊びです。
日南海岸を少し下ったところに、「野島」という地域があります。
島があるんですが、海の方ではなく、その少し手前に、野島川という小さい川があります。
そこに、宮崎市が、川をせき止めて自然のプールを作っているのです。
夏休みの期間限定で、トイレや更衣室が用意され、管理人もいました。
夏休みで駐車場もいっぱい、人もたくさんいましたが、川の水は冷たくて、涼しくて、快適な空間でした。
泳ぐには、それほど深くないので、子どもたちの興味は、「魚取り」。
ちゃんと、網を持ってきていて、バケツもあって、小さなハゼや、エビを20匹くらい取ったでしょうか。
エビは、網をそっと沈めて構え、手を寄せて少しずつ追い詰め、網の上に来たところで、サッと網を上げます。割と簡単に取れましたよ。
魚は、動きが早いので、網で取るのは難しいのですが、一人の女の子が数匹取りました。
お見事です。
エビは、刺身には少し小さいよねぇ。どうしよう。「かき揚げ」にしようか・・・などと冗談を言っていました。
でも・・・、帰るときには、全部川に逃がしてやりましたよ。
優しい子どもたちですね。
「猛暑到来」 ( 8.2 )
猛暑到来。
先月の写真にも、温度計を載せましたが、いま、私の部屋は34度です。
先月は、熊本地震被災者の支援などがあって、更新をサボっていました。
菊池クライストチャーチの雨漏りの修理を頼まれ、引き受けていたのですが、ずっと・・・ずっと天気が悪くて、できなかったんです。
屋根の上に、こんなでかい鬼瓦も置いてあって、また地震でも来たら危ないので、これも降ろさなければなりません。
さて、7月の18日の祭日、天気が良かったし、それにお休みなので中学生も手伝ってくれて、二つあった鬼瓦をなんとか下ろすことができました。
右の方にハシゴがかかっているのが見えるでしょうか。
鬼瓦をロープでしばり、屋根のてっぺんに一人座り、足を踏ん張ってロープの端っこをしっかり握り、もうひとりが鬼瓦をつかんで、そろそろと動かし、ハシゴのところまで動かしたら、
もう一人が一階の屋根の上で待っていて、ゆっくり受け取る、という方法でした。
一階の屋根の上からは、二人で持って、「ヨウイ・ドン」で投げおろしました。
無事に片付いた写真です。
雨漏りのしていたところにも穴が空いていたので、セメントを詰めました。
玄関の上のタキロンが、瓦が落下して穴が空いていたので、修理をしました。
最初は、割と簡単に終わるだろう、と、たかをくくっていたのですが、タキロンと屋根の隙間が狭くて、破れたのを取り外してから完成するまで、5時間もかかってしまいました。
ようやく、完成です。
無事終わって、記念撮影。
災害はつらいことですが、みんなで力を合わせて復興に向かっていく、これはとても良いことだと思います。
「夏になりました」 ( 7.3 )
来ましたねぇ。夏。
きょうは、こんなでした。
車に乗ったら、中の温度は38度。
すぐにエアコンを入れましたよ。
畑のひまわりは元気よく咲き始めました。
さて、熊本地震のボランティアはまだ続いています。
菊池市の「菊池クライストチャーチ」というところで、地震から始まった雨漏りの修理をやっています。
借家で始められた教会です。
中原先生という女性の牧師がおられ、天井から落ちてくる水を、こんな風に集めて、衣装箱に溜めておられました。
というわけで、屋根を見せてもらいました。
地震で、鬼瓦が動いて危険な状態になっていたので、屋根の途中に固定したありました。
まず、登って、「命綱」をセットし、鬼瓦を持ち上げようとしてみましたが、一人で持つには重すぎるものでした。
それで、まず雨漏りを何とかしよう・・・としたところ・・・、
「ポツ・・・ポツ・・・」と雨が・・・。
きょう予報は晴れだったのですが・・・仕方がありません。
2階の屋根での作業を中止。
別なところ、玄関の上の雨漏りの修理にかかりました。
この高さだったら、滑ってもなんとかなります。
雨漏りのしている部分の瓦を全部はがして見たら、トタンに穴が空いていました。
それで、新しいトタンを買ってきて、ちょうどいい大きさに切り、釘で固定し、瓦を乗せ、さらに、隙間にコンクリートを詰めて完成です。
写真は、相棒の鹿本キリスト教会の原口泉牧師です。
一応出来上がりましたが、まだ、雨がしとしと降っているので、残りは次の機会、ということにしました。
残念でしたが・・・安全第一です。