「バザールでござーる」 ( 3,13)
3月になりました。
宮崎南教会では、3.11がちょうど土曜日になり、被災地支援バザーを計画していました。
昨年までは、東北のために・・・だったのですが、今年はやはり、お隣の熊本の被災者を支援しよう、ということになりました。
お天気がまた、素晴らしかった。
暖かくて、風がなくて、おだやかな一日でした。
教会の皆さんは、数日前からそれぞれの担当で準備をし、当日は11時開始だったのですが、早い人は8時過ぎには来られて、準備にかかられました。
バザーの「目玉」は、山本さんが西米良から釣って来られた「ヤマメ」。
こんなにたくさん持って来てくださいました。
大きいものは、一匹を一本の串に。
少し小さめのものは、2匹刺します。
串も、もちろん手作りですよ。
炭火の準備ができました。
ご覧ください。
もう、香ばしい香りが伝わってくるようでしょう。
こちらは、前もって準備していた、焼き鳥のコーナーです。
ここは、野菜コーナー。
出来立ての「宮崎ちりめん」は、被災者のためにと提供していただいたものです。
200円は、安い。
その隣は、南三陸から取り寄せたワカメとひじき。
その隣は、熊本のお菓子などです。
日用品コーナーです。
たくさんのものを提供していただきました。
これは、女性のメンバーが手作りしてくださったドレス風タオル。
きれいですね。
手作りのお惣菜コーナー。
おいしくて、安い。
大好評で、すぐ売り切れてしまいました。
焼き鳥が焼きあがってきましたよ。
そして、11時。
お客さんがひっきりなしに入って来られました。
テントを張って、休憩できるコーナーもありました。
あれ・・・、どこかで見た人・・・。
片付けまで終わって、残った人スタッフで記念撮影です。
皆様、ご苦労様でした。
主にあって、あなたがたの労苦は無駄にはならない。
という聖書の言葉がありました。
皆さんのお力で、今年は、熊本の被災者のために、10万円以上の義援金を用意できました。
感謝します。
「春のよろこび」 ( 2,23)
寒さをじっと我慢しながら、ようやく立春(2月4日・妻の誕生日)を迎えました。
いよいよ「春」という、いい時が誕生日なのです。
但し、今年は土曜日。牧師にとって土曜日というのは、どうも・・・そわそわと落ち着かない日なのです。
それで、いままでも何度かあったのですが、土曜日ではない平日に「合同誕生日」ということにしてもらいました。私も2月の後半生まれなのです。
下の写真は、菜の花ではありません。我が家では普通のブロッコリーではなく、ずっと続けて収穫できる「スティックブロッコリー」を重宝しています。それが食べきれずに残り、菜の花みたいにきれいに咲いてしまいました。せっかくだから、切って教会の礼拝の時の生花にもしました。
2月も下旬になると結構日差しが強くなり、日の出が早く、日の入りが遅くなってきます。冬至の頃に比べると、朝は20分ほど早くなり、日没は15分ほど遅くなっているそうです。春は「光の春」から始まり、雨が多くなる「水の春」になり、ようやく本格的な温かい春になるのだそうです。「春よ来い、早く来い・・・」と、私も歌いたい。
畑では冬の間、ホウレン草が絶好調です。時期をずらして3区画に播いてありますが、次々に葉っぱをつけています。
と言うのは、ある人から、ホウレン草は間引きが終わった後は、根こそぎ収穫しないでそのまま残し、葉っぱだけ採るようしたら、ずーーっと切らさないで収穫できる・・・と、教えられたのです。
「目からうろこ」でした。ほんとうにその通りで、我が家の食卓ではとてもとても食べきれないほどのホウレン草が採れています。
まだ寒いので虫は少ないですが、困るのは
「ヒヨドリ」です。普段は山にいるようです
が、冬場になって食べ物が少なくなってきた
からでしょうか。
里に下りて来るのです。ど ういうわけか彼らはブロッコリーやキャベツ が好きで、次の写真のようなことになります。
「フン」まで残していくのが、憎いです。腹
が立つので、防鳥ネットを掛けているんです
が、この前見ていたら、地面に舞い降りて、
ネットの下の隙間を歩いて近づき、ブロッコリーの葉っぱを食べている賢い奴がおりました。もうお手上げです。
冬の野菜と言えば、キャベツ、白菜、プロッコリー、大根、人参、ホウレン草などですが、「葉っぱ」や「根」を食べるものが多いですね。
つまり、蜂やチョウチョの助けの要らない野菜、ということになるでしょうか。
それに比べて、今から植える春の野菜は、トマト、キュウリ、かぼちゃ、ナス、スイカなど、昆虫の助けで受粉をし、「実」になるものが多くなります。今からキャベツを育てようとすると、モンシロチョウが飛んできて産卵、青虫が大発生します・・・。
以前、冬場にトマトを栽培していたことがありますが、ビニールハウスの中では受粉ができないので、人間が人工的に、花にホルモン剤をかけて交配し育てていました。
手間がかかって大変でした。
最近で は、もっと美味しいトマトを作る ために、ビニールハウスの中にわ ざわざ蜂を放して、トマトを育てているという話を聞きました。
そ
の方が自然により近いので、美味
しく出来るんでしょう。
自然の営みをうまく利用して、
食べ物を確保してきた先人たちの
知恵に感謝です。
私たちの食料で、もっと重要なものは、主食となる「穀物」でしょう。そして「主食の座」に座る作物には、条件があります。
第一に、大量に穫れること。
第二に、保存が効くこと。
第三に、連作障害がない、あるいは少ないこと。
小さな畑を作っていますが、とても気を使うのは「連作障害」と言われるものです。
同じ場所に続けて同じ作物を植えられないものがけっこうあるのです。
ナス、スイカ、えんどう豆は5年、トマト、ピーマン、白菜は3年、ジャガイモ、キャベツは2年は間を空けなければならないのです。
そして野菜にも「血縁関係」というがあり、トマト、ピーマン、ナスは親戚なので、要注意です。
そんな中で、「水稲」は、別格なのです。
連作障害が起きないので、毎年同じ田んぼで栽培することができ、安定した収穫があります。さらに稲は花が咲いて実を結びますが、虫などの助けを必要としない「自家受粉」なのです。開花時に台風が来たりすると被害を受けることもありますが、主食としての安定度は抜群です。
今年も水稲の種まきシーズンになりました。種もみを消毒し芽出しをし、苗箱に播きます。苗はぐんぐん大きくなり、やがて水もぬるみ、一ヶ月もすると田植え。ほんとうに力が湧いてくるうれしい春です。(男という字はなぜか ? 田と力)
春に忘れてならないのは、次のイエス・キリストの言葉です。
「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。」
一粒の種が、種芋が死んで、新しい命が芽生え、育ち、花を咲かせ、実を結ぶのです。
人は決して自分自身だけのた
めに生きているのではない、家
族のため、隣人のため、生かさ
れている。
そして、この世界を創造された神様のお姿、その愛、 栄光をあらわすために生きてい るのだということを、十字架と 復活を通して、身をもって示さ れたイエス・キリストを見上げ、 この春を迎えたい。
地に落ちて 死ぬ時にこそ、私たちの未来が 開けることを覚えたい。
(心のひろば最新号から)
「底冷えー・・・」 ( 2,1)
ごぶさたしていました。
2月でーす。
年末もいろいろありましたが、新年を迎えると、年度が変わり、教会では総会を開きます。
また、私たちが加盟している「日本メノナイト・キリスト教会会議」の総会も近づき、その準備などでバタバタしていました。
ここ宮崎でも、それなりに冷え込んでいて、朝、畑に行くとこんな光景が見られます。
キャベツが霜で真っ白になっています。
冬は「鍋」がいちばんです。
鍋に欠かせないのは白菜です。
こんな具合に「霜降り白菜」になっていますよ。
これがまた、おいしいんですよ。
「大寒」の季節ですが、「冬来りなば春遠からじ」と言うように、チューリップの芽がぐんぐん大きくなってきていますよ。
我が家では、2年前の秋から「ドラゴンレッド」という赤身のジャガイモを育てていますが、
最近、小さな、可愛い「芽」がのぞいています。
ただし、寒い時は無理するといけません。
先日「こまめ」で、畑を耕していた時、西風がビュンビュン吹いていて、その上とても寒かったんで、膝と腰が痛くなってしまいました。
ある人が教えてくれたのですが、ホッカイロの L 版を、両足の靴下の下にくっつけ、さらにズボンのポケットにもふたつ入れたらいい、と言うのでやってみたら、膝から下がホカホカして痛みが和らぎました。
やっぱり、血流が問題を解決するみたいですね。
「春よ来い、早く来い」
・・・もうちょっとの忍耐です。
艱難・忍耐・練達・希望。・・・艱難・忍耐・練達・希望。・・・艱難・忍耐・練達・希望。
と、口ずさみながら、乗り切っていきましょう。
「恒例の餅つき大会」 ( 1,2)
明けまして、おめでとうございます。
12月30日は、恒例の餅つき大会でした。
朝9時半、火をつけて釜のお湯を沸かします。
ひとりは、砂ぼこりがしないよう、水まきです。
もち米を蒸すこと、1時間あまり。
湯気が上がってきて、つけるようになったみたいです。
年配の掛け声でスタート。
ぺったん、ぺったんが始まりました。
餅がつき終わると、小さくちぎって丸めるのは、女性軍。
手馴れたものです。
もうひとつの「火」もあります。
干物やベーコンなど、持ち寄ったものを炭火で焼いて食べるのです。
「あんこ」も用意してあって、つきたてのもちにくるんでいただきます。
この「粘り」を見てください。
3人がかりで、ようやく板の上に乗せることができました。
あぁ・・、良かった。
餅つきの締めくくりは、子どもたちの出番です。
お母さん、おばあちゃんが手伝って、餅つき体験をします。
そのあとは、みんなで持ち寄ったお昼をいただいて・・・・、新年です。
ことしはどんな年になるのでしょうか。
主の祝福を祈ります。