きょうのひとこと・・・2018年7月〜



 

 

「被災者に寄り添う」 ( 9.20)

                    ・・・・上門豊明

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」

    (ローマの信徒への手紙12章15節)

 

 2018年も残り4ヶ月を切りましたが、つくづく災害の多い年だなぁ、と思います。
 つい先日も北海道で震度7の地震がありました。

改めて振り返ってみますと、6月に大阪で地震があり、7月には西日本豪雨、つい先日も台風21号が四国、関西に上陸し、大阪などでたくさんの被害が発生しました。

今も、避難所生活をしておられる方がおられるのです。


 このような災害に遭われた方々に対して、「一人のクリスチャンとして何か出来ることはないだろうか?」と思うのです。

 

 特に7月上旬からの広島、岡山、愛媛を中心とした西日本豪雨災害のニュースは、心が痛みました。以前、広島で数年間ですが生活をしたことがあるからです。
 そして、「8月後半なら何とか広島の現地に行ってボランティアが出来るかもしれない」と思い、被災地支援をしているJMF(日本メノナイト宣教会)と相談し、日程を調整、8月19〜22日までですが、私たち夫婦と日向教会の数人と一緒に広島県へ行ってきました。


 呉市天応地区に行った時、災害発生から1ヶ月半経過していましたが、現場を見て驚きました。未だに土砂撤去作業を行っていたからです。このまま行くと、9〜10月ぐらいまで土砂撤去作業が続く見込みであることを、現地のコーディネーターから聞きました。4年前の広島市の土砂災害では、災害発生から約2週間で、おおかたの土砂撤去作業は終わっていました。それに比べると、支援がとても遅れていると感じられました。

 

 ボランティアセンターに登録をして、派遣されたところで、依頼主のOさんに会いました。
 私は、10人くらいのボランティアチームのリーダーに選ばれていたので、Oさんから依頼の内容を確認し、作業開始。2階建ての1階部分に入り込んだ土砂を土のう袋に入れ、道ばたに運ぶ(=道ばたに土のうを置いておくとトラックで回収してくれる)作業をしました。


 ところが1ヶ月半放置されていた土砂は何故かコンクリートのように固く、簡単にはスコップを受けつけてくれないのです。
 その上、35度近い猛暑の中の作業でした。10〜15分ぐらい作業して休む、を繰り返しました。ボランティアに来た方が熱中症で救急搬送されるというのを、今回も2〜3回見ました。実際、私も飲料水を4ℓぐらいは飲んだと思いますが、 それでも足りないくらいでした。

 

 

 


 休憩中、Oさんは災害発生時、被害に遭われた 時の話をしてくれました。
 土砂崩れは深夜に発生し、Oさんの家族全員は 2階へ避難、そしたら土砂が壁やドアを突き破って家の中へ、1メートル50センチぐらいの高さまで押し寄せてきた。
 その土砂の上を濁流が流れ込み、1階部分がほぼ土砂で埋まり、階段を降りることができなくなった。現在は親戚の家に避難しているとのことでした。


 最近になって道路にあった土砂が取り除かれ、ようやく家に帰ることが出来、片付けを始めたところに私たちが派遣されて来た、ということで、とても喜んでくださいました。家の内外の土砂は手つかずの状態、玄関の前には1トン近くある大きな石が転がっているのには驚きました。その石も撤去されるのはいつになるか分からないそうです。

 

 私たちは教会として、また個人的にも、2011年の東日本大震災以来、国内で起きたいくつかの災害に関わってきました。


 「それではあなたは、被災し、深い絶望に突き落とされた人の本当の気持ちが分かるのか ?」と問われたら・・・、「分かります。」とは言えません。家を失った人、家族を失った人、仕事場を失った人の痛みや苦しみは、想像することしかできません。自分自身はいつでも、帰る家があり、自分を迎えてくれる人のいる、生活の場を持っていたのです。

 

 「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」

 

 この聖書の言葉を思いめぐらす時、悲しみの中にある人の思いを自分のものとしなさい、彼らと思いを一つにしなさい、ということでしょう。この言葉の中で大切なことは、「共に」ということ。悲しむ者の「そぱ」に自分自身を置く、ということではないでしょうか。
 もちろん、遠くからの支援は大切です。テレビや新聞の報道を見て、義援金を贈り、支援物資を送られた方は少なくないでしょう。みんな、精一杯自分にできることをしました。それは、とても大切な意義あることです。


 しかし、被災した現場に、行かなければ分からないことがあるのも事実です。「共に」と言われているのは、そのことを示していると思います。


 東北の被災地に行った時、まず気付いたのは、「猛烈な匂い」でした。ドブの匂い、腐った魚の匂い、それにまとわりついているうんかのような「ハエ」。食事をしている時、お祈りをしている時、遠慮なくまとわりついてきました。そんな中で 被災者の方々は生きておられたのです。
 そして、「暑さ・寒さ」です。3.11は、雪でした。
 熊本地震のあと、そして今回も猛烈な「暑さ」でした。
 短い期間ではあっても、被災者の方々と「共にいる」 ということは、いくらか力になっているのでしょうか。

 

 

 

 


 何度も、何度も、たくさんの人たちから、「ありがとう」 ということばをいただきました。もったいないことです。


 いくらかでも力になりたい、と思って出かけたのに、 励まされ、力をいただいたのは私たちの方でした。
 多くの方々の祈りと、ご支援があってこそ出来るボラ ンティアです。あなたも、「共に生きる」仲間に加わっ てみませんか。

 

 



 

 

「エアコンが壊れた・・・ ?  のではなく・・・」 ( 8.11)

 

 

またまた、更新の間を空けてしまいました。

 

顧問牧師になったら・・・と、標語を作りました。

 

「のんびり、ゆっくり、たのしんで、しっかり、やろう」

 

ところが、なかなかそうはいかないもんですね。

教会の後ろの方の、土地建物の、名義変更、登記、法人事務所の移転など、いろいろやっていて、忙しいのです。

畑も草ぼうぼうだし・・・。

 

それに、この暑さ・・・。

「危険な暑さ」だなんて言われています。

 

そういうときは、「適切にエアコンを使って」と、勧められていますので、そうしています。

 

ところが・・・、私の書斎のエアコン・・・実はもう、22年も元気で働いている「長寿エアコン」なんですが・・・きのう、ついに、リモコンに反応しなくなりました。

 (写真は私の部屋ではありません)

 

 

 

 

そうかぁ、よく頑張ったよね。

隣の部屋には去年つけた小さなエアコンがあるので、戸を開ければ冷気が入ってくるので、「ま、買わなくてもいいか」と、思っていました。

 

それでも、ほんとうに壊れたのか、確認をしようと思って、本体の中にある手動のスイッチで電気を入れると・・・うーーーん、とうなった後、ちゃんと動いて冷気が出てくるではないですか。

 

もしかして・・・と、リモコンの電池を入れ替えてみたのですが、やっばり反応しません。

 

・・・これはもしかして・・・リモコンの寿命が来たのかも・・・と、近くのDIYのお店に行き、リモコンを買ってきました。

 

 

 

 

 

ジャーーン。1980円なり。

 

そして、このメーカー用の機種設定をして、スイッチを入れると・・・・・、動きました。

 

なんと、エアコンが壊れたのではなく、リモコンの寿命が来ていたのです。

そう言えば、このエアコン用のリモコンは、3代目なのです。

 

しかし日本の電気製品、なかなかいいですね。一昨年、寿命が来て廃棄した冷蔵庫、22年もの長い間、毎日毎日、働いてくれました。

 

エヤコンは年中使うわけではないので、あと20年くらい頑張ってくれるでしょうか。

 

 

 

 



 

 

 

 

「大好きな大工仕事」 ( 7.18)

 

 

またまた、更新の間を空けてしまいました。

 

宮崎南教会では、上門豊明先生という新任の・・・そして、新婚の・・・牧師を迎え、私は顧問牧師として奉仕をしております。

 

毎週のメッセージをお聞きいただいているかたは、おわかりと思いますが、隔週でメッセージを担当しております。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

最近、私のしている仕事の一つは、家の修理です。

 

長い間に、雨に当たって痛んだ柱を、自動車のジャッキを使って持ち上げ、部分的に取り替えるのです。

 

 

 

 

 

 

こんな具合になります。

 

もちろん、風が吹いて、テラスを持ち上げないように、地面の中から固定しています。

 

隙間を綺麗に埋め、ペンキを塗って仕上がりです。

 

 

 

 

 

 

ペンキを塗ってみました。

 

・・・よく見ると、少し曲がっているようです・・・ね。

 

でも、とても丈夫ですよ。

ま、こんなところでいかがでしょうか。